12年ぶりにネパール直行便が2019年8月再開
ネパール航空が 関西空港↔カトマンズ 線を週3便で運行することになったとのことで予約サイトを連日確認するが、どうも今のところ週1・2便しか運航していない様子。(予約カレンダーも2か月先までしか機能していない*10月時点) で、当分の間は静観しようと。
以前は上海経由だったが、ダイレクトにカトマンズに行けるのはありがたい。安さの点では中国南方航空(広州経由)がベストだが ネパール航空で 約73000円(往復)は魅力的である。
今ネパールは・・・ 中国から逃れられなくなった現状
ポカラの新空港が中国の資金援助のもと建設中であることは以前述べたが、今度はカトマンズとラサを結ぶ鉄道建設や大型水力発電所建設が中国の主導で行われようとしている。まさに「一帯一路」政策の一環であることに間違いない。現政権のオリ首相は親中派でこれまでの伝統的なインドとの関係を断とうとしている。
それでも昔から多くのチベット難民(中国が嫌いで亡命)を抱えるネパールとしては彼らを差し出せと言わんばかりの中国の要求はさすがに呑めないでいるらしい。独立国としての意地があるのだ。
地理的に大国インドと中国の間に位置する小国ネパールだが言語・宗教はよりインドに近く、独自の文化を保ってきた。いちネパールファンとしては、願わくばこれ以上の「中国寄り」はやめて欲しいのだがそうはいくまい。
今やネパールを訪れる中国人観光客は以前の日本人にとって替わり、中国語が彼らにとってはより必要とされるのである。
中国による、いち早い地震の復興支援や各種の経済援助は結構なことだが、衣の下に鎧がチラチラと見えてしまうのである。
植民地とまではいかないものの実質的にネパールの政治・経済を牛耳ろうとしているのは確かである。